産後の骨盤矯正は、ダイエット効果が期待できることをご存知でしょうか?
今回は、産後の骨盤矯正とダイエットの関係について紹介しています。
また、産後の骨盤矯正中やその後に意識したいことを記載しています。
ダイエット・骨盤の歪みが気になる方は、ぜひご一読ください。
産後すぐはEMSやキャビテーションによるダイエット痩身は推奨できませんので安全で自然なダイエットをして下さるようお願い致します。一番下に記載してありますのでご一読ください。
骨盤の歪みが太りやすくなる理由
骨盤のゆがみは、骨盤矯正が取り入れられた当初からさまざまな健康上の問題、特に筋骨格系や内分泌系に関連し、体脂肪を増加させる原因とされています。
これは、骨盤の異常により骨盤周囲関連筋や臓器が正しく配置されず、移動してしまうことに起因します。
そのため、血流が悪くなり、脂肪の蓄積をまねくとされています。
また、骨盤のゆがみは、骨の位置が正しくないために筋肉や腱が硬くなり、十分に伸ばせなくなるため、各関節の可動域が狭くなり、動きが制限されることになります。
そのため、運動量が減り代謝が悪くなります。
したがって、骨盤が歪んでいると体の可動域と柔軟性の低下により、太りやすい体質になる可能性があります。
幸い、専門家による骨盤矯正を受けることで骨盤の矛盾を矯正し、症状を緩和することができます。
産後の骨盤矯正で 14 キロ痩せたというのは本当?
先日産後骨盤矯正を6回終えられた方ですが、帰り際に「おかげさまで14キロ増えた体重がほとんど戻って、ズボンも全部履けるようになりました」と仰ってお帰りになりました。
骨盤矯正期間の42日間で14キロ痩せるというのはさすがにありえませんので、14キロというのは多分妊娠中の体重だと思います。
妊娠だけの純粋な体重増加は約8キロとしてその残りの6キロが出産後に残った体重だと思います。
そしてほとんど戻ったという事ですのであと1キロくらいは残っているのでしょうか。勝手に判断して5キロ減ったとしてもかなりの体重減少です。普通なら体重100キロの人が汗水たらして本気でダイエットしてやせるような減り方なので当院では2例目となる高減少です。
体格も大きくなく普通体型でしたので6キロ太ったとしたらかなり産前と比べると見た目で相当変わって見えていたはずです。
俗にいう産後太りというやつです。
産後骨盤矯正をして痩せたいという要望はすごく多いですが、産後骨盤矯正をすると痩せるわけではなくて、痩せやすい身体になるというのが正しい考え方です。
その痩せやすい身体になっているときにどうすれば痩せるのか?というのが課題になりますよね。
では何をすればいいのか?
骨盤矯正後にやるべきこと
●ベビーカーで散歩してリフレッシュ
●水分補給で新陳代謝を上げる
●バランスの良い食事を心がける
●ベビーカーで散歩する。
この時カロリーがどれだけ減るなんて考えてはいけません。確かに運動して痩せるために散歩をするわけですが太陽を感じながら、赤ちゃんと一緒に散歩するという気分を味わって下さい。何事にも代えられないリフレッシュ効果によりうつ気分も解消して心身ともに元気になります。
●しっかり水を飲む。
水ダイエットというのも昔からあるくらいです。体の60%は水分ですから常にきれいな水を飲むことで体内の水分を積極的に入れ替える事で血液やリンパの循環をよくしてデトックスを図り、新陳代謝を上げましょう。
また、お腹がすいた時も水を飲むことで余計なお菓子などを食べなくなります。
●少しだけ食事を考える
これが一番重要です。
あれ食べちゃダメ、これ食べちゃダメという事ではありません。バランスよく食べる事が大事です。
育児の忙しさから簡単に食べられる小麦粉で作られたパンなどをいつも食べていたらドンドン太ってしまいますので食事の際はタンパク質をしっかりと摂り、野菜や汁物を中心に食べていけばお腹いっぱい食べても太る事はありません。
タンパク質に関してはプロティンがおススメです。ソイよりもホエイの方が吸収率はよく質もいいというデーターがあります。
どうでしょうか?難しいでしょうか?
産後に体重が随分と増えた方でもこのような生活を元々していたのならば産後半年までにはみなさん元の体重に戻っています。
全然痩せないという方は元々そういった生活が出来ていなかったのではないでしょうか。
痩せたいという方はこれを機会にぜひこういった事に取り組んでください。
これだけでも増えた体重をかなり撃退することができます。
骨盤矯正後のダイエットは急ぐ必要はない
骨盤矯正期間はすごく短いので、ぽっこりお腹が気になったりその間にどうしても痩せなければいけないという鬼気迫った方もおられますが、実際は骨盤が整った後からも十分身体は痩せやすい状態になっていますのでまだまだ痩せるチャンスはあります。
耳つぼダイエットでは3ヵ月を過ぎてからが本当にダイエットができる身体に変わっていきますし骨盤矯正なら6回が終わってからが勝負だと思っているくらいなので今書いたことを実践するだけで随分と違ってきます。
それでこの方ですが、元々は尾てい骨が痛いという主訴でのご来院でした。体重の事は最初から最後まで一言も言わなかったので私としてはダイエットを特別意識した施術は一切行わずに、症状改善だけの骨盤矯正をしていましたが、それでも体重がここまで減ったのは骨盤を整えると代謝が上がり瘦せやすい体になるということもハッキリと分かりました。
ダイエット目的の場合は本来なら回数は増えますので骨盤矯正のページをご覧になって下さい。
産後半年までは骨盤矯正で痩身器機を使わないで下さい!
産後半年までは、EMSなどの痩身器機は使用しないでください。
産後は、骨盤や骨盤底筋群が緩んでいるため、EMSなどの刺激によって、骨盤や骨盤底筋群の損傷や、子宮や卵巣への影響が出る可能性があります。
また、産後のホルモンバランスの変化によって、肌トラブルや体調不良が起こるリスクも高くなります。
実は何年も前は痩身器機の禁忌としてネットに情報が載っていたのですが最近調べると全く無くなっていました。これは商品を売りたい製造者が意図的に消したのではないかと思っています。
産後まもないママに対して瘦身器機でのテストは行われているわけがないので安全性に関しては全くないといえます。
EMSなどの痩身器機は、電気刺激によって筋肉を収縮させる器機です。
産後の骨盤や骨盤底筋群は、妊娠中に大きく伸びて緩んでいるため、EMSなどの刺激によって、筋肉が収縮し過ぎて損傷する可能性があります。
また、骨盤や骨盤底筋群は、産後の尿漏れや子宮脱などのトラブルを予防するためにも重要な筋肉です。
EMSなどの刺激によって、骨盤や骨盤底筋群の機能が低下すると、これらのトラブルのリスクが高まります。
また、産後のホルモンバランスの変化によって、肌トラブルや体調不良が起こるリスクも高くなります。
EMSなどの痩身器機は、肌への刺激や熱を伴うものもあります。
産後の肌は敏感になっているため、肌トラブルを引き起こす可能性があります。
また、産後のホルモンバランスの変化によって、体調を崩しやすくなります。EMSなどの痩身器機の使用によって、体調不良を引き起こす可能性があります。
産後半年は、骨盤や骨盤底筋群が回復し、ホルモンバランスが安定するまでの期間です。
どうしても自然なダイエットができないのであれば産後半年を過ぎてから、医師や専門家に相談の上、EMSなどの痩身器機の使用を検討してください。
具体的には、以下の点に注意しましょう。
産後半年を過ぎてからの使用
医師や専門家に相談の上での使用
使用前に説明書をよく読む
体調が悪い場合は使用しない
無理な使用を避ける
産後ダイエットは、無理をせずに、食事や運動など、健康的な方法で行うことが大切です。
産後骨盤矯正関連ブログ
●二宮整体/修師 ●全国整体療法協同組合認定整体師/厚生労働大臣認可(医政第742号)●医療機関で自身の腰痛が治らなかったのをきっかけに整体の道を志す。産後骨盤矯正は野口整体が源流の二宮整体を根幹とする施術。
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