腰痛ベルトと骨盤ベルト着け方

産後骨盤矯正でよく着用位置について聞かれますので記載したいと思います。

 

腰痛ベルトと骨盤ベルト(トコちゃんベルト)の違い

腰痛ベルトと骨盤ベルトの装着位置は全く違います。

腰痛ベルトは腰がぐらつかないようにするので腰全体をサポートするように作られています。

背筋や腹筋の代わりとなり腰痛を軽減してくれます。

 

 

骨盤ベルトは股関節をから骨盤を固定するような形になり恥骨痛や仙腸関節痛など、骨盤のぐらつきや広がりを抑えて固定します。

骨盤ベルトと腰痛ベルト
ネットから拝借 使用に関して問題ならばお連絡ください。

 

左が骨盤用で右が腰用ですね。

メーカーによってベルトの形は色々とあるのでどれがよいのかは実際につけてみないとわかりません。

私も骨盤矯正にきた方にはベルト持参であれば付ける位置をご指導させていただきます。

みなさん様々な骨盤ベルトをお持ちでトコちゃんベルト以外は同じベルトを拝見したことはほとんどないくらいです。

中には上下がわかりにくいものもあり、判断できかねるデザインのものまであります。

 

腰痛ベルトはウエストラインで巻くので装着位置はわかりやすく簡単に腰に巻くだけなので迷うことは少ないでしょう。

 

けれども骨盤ベルトになると買ってはみたものの、位置があまりよくわからないというお話がよくあります。

骨盤ベルト装着イメージ
またネットから拝借

これは骨盤用ベルトですが、上の方に着けるのは✖です。

下の矢印の一番飛び出た骨(大転子 だいてんし)のギリギリ上にくるように着けるのが一般的な骨盤ベルトの着け方ですが、この骨を包むような形のベルトもあります。

これもどれがいいのかは着けてみないとわかりませんが、実際につけて生活するとすぐにずれてしまい、結局は着けず仕舞いというお話もよく聞きます。そして夏は暑いですし蒸れます。

そうでなくてもちょっとわずらわしいこともあり、常用して着けるには面倒ですね。

 

帝王切開ですと付けると傷跡が痛いので例外なく、どなたも骨盤ベルトは付けていません。

 

 

骨盤矯正と骨盤ベルトの関係

基本的には骨盤矯正をしていれば骨盤ベルトは必要ありませんが、例外もあります。

 

特に妊娠中の恥骨痛や仙骨痛に関しましては、骨盤ベルトが必要になります。他の方法では痛みを改善するのは難しいでしょう。

 

また産後の骨盤矯正をした後はベルトをお持ちであれば着けたほうが効果も上がるケース(痛みがある場合)もありますのでその時はこちらからご指導致します。

骨盤ガードル

ベルトではなくてこのような骨盤矯正ガードルのようなものもあります。

ベルトより矯正力はかなり落ちますが、ズレる事がないので、こちらの方を使用している方も多くいます。

 

矯正力は落ちるといいましても、骨盤矯正でしっかりと歪みを直した状態付けるのであれば矯正をサポートするぐらいの役目は果たせますので持っているのであれば履いていただいてもかまいません。

 

当然このタイプのものだけで歪んだ骨盤を直そうとしてもビクともしませんので骨盤矯正をすることが前提です。

調べてみるとスパッツタイプもあります。これだとふくらはぎにまで加圧効果があるものなら浮腫みや下肢静脈瘤にも効果がありますので気になる場合は有効だと思います。

 

※当院ではベルトは販売しておりません。

 

 

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