先日放送された「その原因、Xにあり!」という番組で診断がつかない腰痛の約半数は仙腸関節が原因であるとされていました。
一説では診断がつかない腰痛の約8割が仙腸関節由来だともいわれており、腰痛に対処するならばまずは仙腸関節に対してのアプローチが基本になります。
ほとんどの関節は水平方向で重力や衝撃を吸収していますが、仙腸関節は垂直方向で重力や衝撃を吸収します。その為に仙腸関節特有の柔軟なジャイロ機能が働かなくなると衝撃を分散吸収できなくなり痛みが発生します。
仙腸関節は骨盤の要なので負担が大変大きいのです。
その為に一旦仙腸関節が痛くなると負担がかかり続ける仙腸関節は良くならずに慢性的に腰が痛くなります。
この痛みはズーンとして割と強い痛みになりますので、何とかして早く改善したいと患者側は思っています。
腰痛ではぎっくり腰ではなくても、疲労によって急に腰が痛くなるときがあります。
その場合は腰の4番・5番の疲労です。ヘルニアになるのはほとんど腰の4番・5番なのでそのあたりがほとんどの疲労腰痛の基本になります。
1回の施術であきらかに腰痛が楽になるのはこの4番・5番と相場が決まっているほどです。
改善するのに時間がかかる腰痛です
そして良くなるのに時間がかかるのが仙腸関節からの腰痛です。
慢性腰痛コースでは仙腸関節と坐骨神経痛に対応しています。
仙腸関節を毎回少しずつ動きやすくして仙腸関節の可動域を回復させていく整体なので1回では効果はでません。1回で効果をだしたいですが、かなり腰痛が悪い方が多いのでそんな簡単にはいかない現状です。
とりあえず10回くらいやってみて全く効果がでなければ仙腸関節や腰の4番・5番の疲労ではないという事ですから、私の整体では対処できないということになります。というより多分他の整体でも無理でしょう。
石川県では腰痛に強い病院(腰痛に対して一生懸命に対応してくれる病院)は本当になくてどこいってもよくならないという話は毎日のように聞きます。
腰痛は直接命にかかわるわけではないので、腰痛なんてほっておいてもっと大変な病気を治したいというお医者さんが多いのでしょうか。それともあきらかに病気でない腰痛は医者の仕事ではない、患者が多すぎてイチイチかまっている暇はないから鎮痛薬出しておけばいいと思っているのでしょうか。
腰痛になっている本人は死なないまでもかなり辛い目にあっているので、そんな人達が整体に来るのではなくて来なくてもいいように病院で治さないならば何か指導なりなんなりしてほしい思います。
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