産後の尿もれ:原因と解説

骨盤底筋

骨盤矯正での尿もれ通院回数

産後の尿もれに関しましては、骨盤底筋の運動を取り入れた産後骨盤矯正を6回続けて頂きます。

 

今回の出産で初めて尿もれになった場合は6回終わるまでにほとんどの方が尿もれをしなくなっていますが、6回の骨盤矯正をしても尿もれ症状が残っている場合はセルフケアをご指導します。セルフケアは1か月程続けていただければからだ内部の炎症等がない場合は回復していくでしょう。

 

前回の出産から続いて尿もれになっている場合でも骨盤矯正をした上で2~3か月程まじめにセルフケアを続けていただければ大体は回復していきます。

 

 

産後の尿もれ解説

妊娠中からも膀胱が圧迫されて尿もれになるくらいなのでそれも合わせると割りと長い期間尿もれに悩まされる人もいます。

 

産後の尿もれは出産により骨盤底筋がゆるんだ事によって起こる場合がありますので産後骨盤矯正により骨盤を整える事が前提です。

 

骨盤が歪んだままだと骨盤底筋にうまく力が入らないので必要な筋力がつきません。

 

普段の生活では骨盤底筋を意識して生活するという事はないので骨盤底筋の運動も取り入れながら尿もれからの回復を目指します。

 

 

産後の尿もれの症状としては、以下のようなものが挙げられます。

咳やくしゃみ、笑う、走るなど、腹圧がかかったときに尿が漏れる

トイレに行く前に尿漏れが起こる

トイレに行っても尿が残っているような感覚がある

 

 

尿もれが治らない時は骨盤矯正

産後の尿もれは、多くの女性が経験するものです。

尿もれをほとんどしない人もいますし、しても1ヵ月程度で自然と治る人もいます。

しかし半年、1年となかなか尿もれが治らない人もいます。

 

なぜかといわれてもそれは人それぞれの回復度合いが違うとしかいえないので、なかなか治らない場合はやはり骨盤矯正も含めて直していくのが最短であると思います。

 

泌尿器の炎症が原因であるという病気も考えられるので尿もれにあわせてお腹が痛かったりなにか気になる事があれば病気も疑っていいかもしれません。

 

これまでの産後ママさんを尿もれに対して骨盤矯正してきた経験では早めに骨盤矯正をしていけば早めによくなりますが、この場合は毎週ペースでしっかりと通ってください。

 

大体のママさんはこれ位でかなり良くなるケースが多いですが、尿もれが回復していないまま産後半年以上過ぎてから骨盤矯正に来た場合は5回目くらいからなんとなく骨盤底筋に力がはいるようになっていくような感じです。

 

結局改善具合は人それぞれですが当然骨盤矯正をすれば、骨盤矯正をしない時と比べて回復のペースが上がります。

 

全く産後からの尿もれが改善しない場合は、そのままでは今までと何も変わらずずっと尿もれが治らないという事になります。

 

これまで尿もれに対して施術してきましたが、骨盤底筋群の筋力の左右差によって尿もれが起こるようなこともあります。

わりと骨盤底筋にしっかり力があるようでも右と左を比べてどちらかの力が弱いと症状が出やすくなってます。

この場合は適度な運動をすることで解決します。ウォーキングやヨガ、水泳などがおすすめです。体重を減らすことも、骨盤底筋への負担を減らすことにつながります。

 

 

産後の症状関連ブログ 恥骨痛/産後骨盤矯正:原因と解説

 

尿もみ改善ウォーキング

検査が必要な尿もれ種類

1 腹圧性尿失禁

腹圧性尿失禁とは、重い荷物を持ち上げたとき、走ったりジャンプしたりしたとき、咳やくしゃみをしたときなど、お腹に力が入ったときに尿が漏れてしまうことです。女性の尿失禁の中で最も多く、500万人以上の女性が週に1回以上経験していると言われています。尿道括約筋を含む骨盤底筋の弛緩によって起こり、加齢や産後に現れることがあります。また、重いものを持つ、排便時の力み、喘息なども骨盤底筋の損傷を引き起こすと考えられています。

 

2 切迫性尿失禁

切迫性尿失禁とは、急に尿意を催し(尿意切迫)、それを我慢することができなくなることです。外出先や乗り物の中でトイレが近くなったり、トイレに駆け込んだりすると、とても困ることがあります。排尿は通常、脳からの指令でコントロールされていますが、脳血管障害で排尿がコントロールできなくなった場合など、原因が明らかなケースもあります。しかし、特に原因がなくても膀胱が勝手に収縮して、尿意切迫感や切迫性尿失禁を起こすケースも少なくありません。男性の前立腺肥大症、女性の膀胱脱や子宮脱などの骨盤臓器脱も切迫性尿失禁の原因になります。

 

3 溢流性(いつりゅうせい)尿失禁

溢流性尿失禁とは、自分で排尿したいのにそれができず、少しずつ尿が漏れてしまう状態のことを言います。この溢流性尿失禁の前提条件として、必ず排尿障害があります。尿失禁の原因としては前立腺肥大症が最も多いため、溢流性尿失禁は男性に多くみられます。また、直腸がんや子宮がんの手術後など、膀胱の周りの神経が機能を失っている場合にも見られます。

 

4 機能性尿失禁

排尿機能が正常であるにもかかわらず、身体運動機能の低下や認知症が原因で起こる症状です。例えば、歩行障害によりトイレに間に合わなかったり、認知症によりトイレで排尿できなくなったりすることがあります。尿失禁の治療には、介護や生活習慣の改善も必要です。

 

 

参考:一般社団法人 日本泌尿器科学会