当院では長時間のカウンセリング(長話)と無意味な検査はしません。
最近では初診時のカウンセリングに時間をかける風潮があります。
ハッキリ言いますがこれ意味がありません。
昔から整体院をやっているところなんて痛いところだけ聞いてすぐに整体を開始します。
これは見ただけである程度の検討がついて、実際に手で触れてみて作業にとりかかるので余計な話は必要ないという職人気質の人が多かったからです。
さて、話をして10の事を言っても頭に残るのは1しかありません。
勉強しているわけじゃないんだから頭の中には何も残らないのが当たり前です。
たくさん話をしても「結局いろいろ言っていた気がするけどなんやったかな?」で終わります。
例え何か説明をするならプリントしたものを一緒に見ながら読み上げるのが親切なんだろうと思います。
それと話の内容ですが、カウンセリングなんていってますがほとんどは自分たちの言いたいことを言っているだけです。要するに相手の質問や聞きたいことをずっと答えているわけではなく、身体のしくみはこれこれこうで通わないと良くなりませんよとかそんな内容です。要するに相手が誰でも同じことを話しているということです。最初からそれを説明する事しか頭にはありません。
当院の産後骨盤矯正は子連れでしていますので、赤ちゃんが待つ時間も非常に重要になってきます。
赤ちゃんに負担がかからないようにできるかぎり短い時間で待ち時間すらないようにしていますので長時間のカウンセリングをするのはありえません。
身体を直すのが骨盤矯正や整体の役目なのでカウンセリングで時間をかけるのは焦点をずらしているだけだと思っています。
そして検査に関して。
整体・カイロプラクティック業界・治療院の最近の良くない傾向と愚痴も含めて書いてあります。
施術をする前に前屈や後屈など今どれくらいの可動域があるのか検査をしています。
これには簡単なカラクリがあって、前屈や後屈をしてからすぐにもう一回前屈と後屈をするとすでに可動域が上がっています。
施術なんてしなくても一度動かせば、多少の変化はあります。
この検査の結果がよくなれば身体の調子が悪いのも次第に良くなっていきますよというのが最近よくあるやり方です。
なんというのか、身体の具合の悪いのを身体の可動域が良くなったことに置き換えてそれで改善としているのは良くならない事を誤魔化しているだけなのではないかと思うわけです。
何年も前から〇☓△という背中をゆらす超有名な施術方法があります。ふくらはぎ・肩・首を触診して施術前後の痛みの違いを感じてもらい改善していればOKでそれがそのまま腰痛や肩の痛み等の改善にもつながるというものです。
肩をつまんで痛みの確認をしますがこれは施術後は百発百中で痛みは軽減するので最初は私もこれはすごいと感じていましたが、それは検査だけの話でこれが本当に身体の中から改善していく手助けになっているのかというと何百件という実際の施術数から考えても無しという結論に至りました。
私は試しに背中を揺らさずに別のやり方で施術すると(半分以下の時間)肩をつまんで痛いのが消失しました。
整体や骨盤矯正は検査やトークスキルじゃなくて、いま抱えている悩みそのものを解決できるのが本物の整体・骨盤矯正なので長話をして断りにくい雰囲気を作り丸め込むんじゃなくてちゃんと真っすぐに取り組んでいかなければと思います。
本物の整体手技というものはそう簡単に身につくものでもないし世に出てすぐに広まるという事はありません。
地道な事をコツコツと毎日続けて想っていく結果身につくものだと思います。
素人同然の人が、数時間や一日でできるものなんかは実際は使い物にはなりません。そして次から次へと発売される(発売された)教材を買いあさる難民にならないようにならなければなりません。
自分の手技に自信がない・結果がでない、またはリピートにつながらないからこのような教材が出るたびに飛びついてしまうようでは、いつまでたっても自分で考える力や気づきが無くなってしまうので本当におかしな業界になってしまったと嘆かわしく思っています。
骨盤矯正関連ブログ 施術では余計なことは言わない
コメントをお書きください