深層外旋六筋の働きと骨盤矯正・腰痛の関係

 

深層外旋六筋とは

深層外旋六筋の働き

骨盤矯正と深層外旋六筋

深層外旋六筋の弱まりと腰痛

日常生活で深層外旋六筋をケアする方法

 

深層外旋六筋

 

深層外旋六筋とは

深層外旋六筋とは、お尻の深層部にある6つの筋肉の総称です。

 

梨状筋

上双子筋

下双子筋

内閉鎖筋

外閉鎖筋

大腿方形筋

 

これらの筋肉は、股関節の外転(脚を外側に開く動作)と外旋(脚を外側に回す動作)を担っています。また、骨盤の安定化にも重要な役割を果たしています。

 

 

深層外旋六筋の働き

深層外旋六筋の働きは、以下のとおりです。

 

股関節の外転・外旋

骨盤の安定化

股関節の外転・外旋は、歩行や階段の上り下り、スポーツなどの際に重要な動作です。また、骨盤の安定化は、腰痛の予防や改善につながります。

 

 

骨盤矯正と深層外旋六筋

骨盤は、左右の骨盤が重なり合うことで成り立っています。この重なり合いを「骨盤のバランス」といいます。

 

骨盤のバランスが崩れると、腰痛や肩こり、不正な姿勢などの原因になることがあります。

 

深層外旋六筋は、骨盤のバランスを保つために重要な役割を果たしています。深層外旋六筋が弱まると、骨盤のバランスが崩れやすくなり、腰痛などの症状を引き起こしやすくなります。

 

 

深層外旋六筋の弱まりと腰痛

深層外旋六筋は骨盤の安定化に重要な役割を果たしています。筋肉が弱まると、骨盤のバランスが崩れ、腰椎や仙腸関節に負担がかかり姿勢が乱れます。これが腰痛の原因となります。

 

深層外旋六筋は股関節の外転と外旋を担当しています。これらの動作が制限されると、歩行や階段の上り下りなどで腰に負担がかかり股関節の動作制限が生じ、腰痛が引き起こされる可能性があります。

 

深層外旋六筋が他の筋肉とのバランスが取れていない場合、腰周りの筋肉の働きが不均衡になり筋力のバランスが乱れます。これが腰痛を引き起こす要因となります。

 

産後の腰痛では、赤ちゃんの抱っこや授乳、寝かしつけなど、産後特有の姿勢や動作は、骨盤や腰部に大きな負担をかけます。深層外旋六筋が正常に働いていないと、その負担が腰痛として現れます。

 

 

梨状筋と腰痛の関係

梨状筋

深層外旋六筋の中でも一番有名なのが梨状筋です。

梨状筋は仙骨内面から大転子上部に付着しています。この梨状筋の下に坐骨神経が通っているので梨状筋が固くなると坐骨神経を圧迫して痺れなどが誘発されます。

 

トリガーポイントはわかりやすく筋肉の走行に沿って現れます。じっくりとリリースすることで症状が改善されます。

 

深層外旋六筋のケア

正しい姿勢を保つ

長時間同じ姿勢をとらない

ストレッチやマッサージを行う

正しい姿勢を保つことで、深層外旋六筋の働きをサポートすることができます。また、長時間同じ姿勢をとると、深層外旋六筋が緊張しやすくなります。そのため、こまめに姿勢を変えたり、ストレッチやマッサージをしたりして、深層外旋六筋をほぐしましょう。

 

 

骨盤矯正と深層外旋六筋まとめ

深層外旋六筋は、股関節の外転・外旋と骨盤の安定化に重要な役割を果たしています。深層外旋六筋が弱まると、骨盤のバランスが崩れやすくなり、腰痛などの症状を引き起こしやすくなります。

 

日常生活では、正しい姿勢を保ち、長時間同じ姿勢をとらないことに気をつけましょう。また、ストレッチやマッサージをして、深層外旋六筋をほぐすことも大切です。

 

 

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