産後の不調改善は一番難しいジャンルです。
なぜなら産後の痛みの原因として一番大きなウエイトを占めているのはエストロゲンの低下によって引き起こされる筋肉や腱の痛みであるので、怪我や事故によって痛みが出ているのではないからです。
一般的な腰痛や肩痛のように構造的に問題がある痛みではないので、痛みを発症している部分を治療しても治るわけではないので、通常行われている治療方法では産後の痛みは改善しません。
改善には痛みの根本原因である女性ホルモンの低下を改善させる必要がありますが、授乳をしていることもありホルモンバランスが整いにくい状態が続きます。
ではどうすればいいのでしょうか?以下のページもご参考にされて下さい。
◆産後のホルモンバランスについての解説ページ
産後のホルモンバランスについて - 整体院 ほしみぐさ (hoshimigusa.net)
産後特に身体が悪い方は腱鞘炎を併発しているケースが多い
これは私自身の判断基準ですが、腱鞘炎がある場合は特に全身が不調になっているケースが多いです。
長く、産後の骨盤矯正で産後ママさん達をみていると、あちこちと調子が悪くなっている方というのは腱鞘炎を併発しているということがあります。
そんな場合は、当院が定める骨盤矯正回数6回という枠に留まらずにそれ以上の期間が必要な事もご説明します。
◆産後骨盤矯正参考ブログ
産後 腱鞘炎・バネ指 - 整体院 ほしみぐさ (hoshimigusa.net)
産後の腱鞘炎と女性ホルモンの関係
産後の腱鞘炎は、産後の母親たちが直面するよくある一般的な問題です。
産後育児による手や指の過度な使用が痛みの引き金とされていますが、産後の女性ホルモンの変動が、腱鞘炎の発症に大きく関与しています。
産後は、女性ホルモンのバランスが大きく変化し、エストロゲン、プロゲステロン、リラキシンの減少とプロラクチン、オキシトシンの増加が見られます。
その中のエストロゲンは、血管、骨、筋肉を健康な状態で維持する役割を果たし、自律神経の調整や精神の安定にも寄与しています。
産後のエストロゲンの急激な減少は、関節や腱の周りにある滑膜の腫れや炎症を引き起こしやすくし、腱鞘炎のリスクを高めると考えられています。
特に、産後の女性は、抱っこや授乳などの育児活動により手を酷使することが多く、これが腱鞘炎の発症につながりやすい状況を作り出しています。
産後腱鞘炎の改善には、局所的な炎症を抑える外科的な治療だけでなく、全身の気血の巡りを良くし、女性ホルモンのバランスを整えるアプローチが有効であるとされています。
骨盤矯正では背骨と骨盤を整える事でホルモンバランスを整える手助けをします。
鍼灸になると特定のツボを利用した治療が、女性ホルモンのバランスを整え、自然治癒力を高めることで、腱鞘炎の改善に寄与する可能性もあります。
産後骨盤矯正はむずかしい施術です
産後骨盤矯正は出産によって歪んだ骨盤をただ整えるだけではなく、構造的に壊れて痛みを発症している身体ではなく、見た目で正常な身体に対して施術をするので、あらゆる整体技術がないと通用しないので、整体では特にむずかいジャンルだと考えています。
産後のママたちが健康的な生活を送るためには、腱鞘炎だけでなく、女性ホルモンのバランスにも注意を払うことが重要です。
産後の体の変化に対する正しい理解と適切なケアが、母親自身の健康はもちろん、育児の質を高めるためにも不可欠です。
このウェブサイトには数々の情報がありますので、またご参考にされて下さい。
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