産後7ヵ月経っていますが、3週間前から左腰~左臀部~左脚側面にかけて毎日ではないが痛むことがあるといった症状でご来院されました。
来院2日前に接骨院でも診てもらったそうですが骨盤が開いているから痛むといわれたそうです。
女性は骨盤が開いていると言われれば嫌なものなのでその接骨院はわざわざそんな言い方をしているのかもしれませんが他で何を言われようが、私はそんな事は無視して自分の観方をしていきます。
※決して接骨院をバカにしているのではなく、接骨院は沢山ある様に、その施術者にも体をみれる人とみれない人がいるということです。中にはすごく上手な人もいます。
骨盤矯正では異常をみつけます
話を聞くだけでは坐骨神経が関係しているように感じましたが、実際はお腹が一番関係していました。
お腹の深い筋肉(腸腰筋群)、インナーマッスルといわれる骨盤から股関節にくっ付いている筋肉が明らかに緊張している状態でした。
この場合は難しいテクニックや考えは必要なく、骨盤矯正の基本形と少しだけ腹部インナーマッスルに対してのリリースに時間を足すのみです。
3回目の矯正開始時に聞いたところ、痛みは既に全く無いということでした。
私の判断は接骨院が言っていた骨盤の開きではなくて骨盤内部の過緊張による痛みという事になりました。なので骨盤が開いているという表現は私ならあり得ない表現になります。言うとすれば骨盤の開きではなく歪みです。
どんな症状でも軽快する場合は1回2回で相当な結果がでます。
逆に良くならない場合は何回しても良くならない。だからすぐに方向転換できますので骨盤矯正手技全般というのは単純明快で分かり易い施術法だと思います。
骨盤矯正で類似症状が回復した
2021年6月
一人目の時にご来院頂いた方が、二人目を出産したということでまた当院に産後骨盤矯正にいらっしゃいました。
出産してから左太もも前面と側面が触っても感覚が鈍いということでしたので骨盤矯正をしてよくなりたいと期待をされていました。
ちょうどその鈍い感覚のあるところは腰痛2番が支配している場所です。検査をしてみましたらはっきりとした反応はないですがなんとなくそのような感じがするといえばするというくらいのものでしたが、とりあえず教科書通りに2番の調整をしていきました。三回目の骨盤矯正の時にどうなのか聞きましたらほとんど変わってない、鈍いままだという事でした。
実際2番を直接確認してもそれほど異常もなかったので教科書通りの考えは捨てて直接感覚異常のある付近を重点的にリリースするように切り替えました。そけい靱帯を弛めたり大腿部の筋膜を弛めたり。
そんなふうに施術を進めていくと最後になる六回目の時にすっかり良くなったという事で私としてもなかなか良くならないので力不足を感じていましたがなんとかホッとすることができました。
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