私自身あまり授乳についての知識がなかったので、先日失礼な事を言ってしまいました。
産後2年経っていて、今でも母乳をあげているという事だったので、長すぎませんかと言ってしまいました。
産後骨盤矯正に訪れる方の多くは働いていて産休の間だけ母乳をあげるのでほとんどの方が1年以内に卒乳をするため私の中でそれが基準となっていました。
調べてみると全然1年という事は無くもっと長い期間母乳をあげる事が推奨されていました。本当に申し訳ない気持ちです。
野口整体の本で読んだ記憶がかすかにあるのですが、赤ちゃんの歯は生えるのが遅い方がいい。歯が早く生えるのは安心していないからだというのが何となく書いてあったような気がします。
そう考えると時間の許す限り授乳は必要なんだと再認識しました。以下少し調べましたのでご興味があればご覧下さい。
産後の授乳について
産後の授乳は、一般的には生後1歳6ヶ月頃までに卒乳することが推奨されています。これは、厚生労働省の「授乳・離乳の支援ガイド(2019年版)」で示されている目安です。
また世界保健機関(WHO)では、2歳まで母乳育児を続けることを推奨しています。WHOによると、母乳には赤ちゃんの成長と発達に必要な栄養素が豊富に含まれているため、2歳まで母乳を飲ませることで、赤ちゃんの健康を守ることができるとされています。
このような事から、2歳まで母乳育児を続けることも可能です。
授乳は、赤ちゃんとママの絆を深める大切な時間です。授乳を続けるかどうかは、ママと赤ちゃんの判断で決めましょう。
授乳を続けるかどうかを決める際には、以下の点も考慮するとよいでしょう。
赤ちゃんの離乳食の進み具合
ママの体調や精神状態
家族の協力
赤ちゃんの離乳食が進んで、母乳以外の食べ物から必要な栄養が摂れるようになったら、授乳を徐々に減らしていくことで卒乳しやすくなります。また、ママが体調や精神的に余裕があるときに卒乳すると、スムーズに進みやすいでしょう。
具体的な卒乳の進め方としては、以下のような方法があります。
夜間の授乳を最初に減らす
日中の授乳を減らす
授乳の間隔を長くする
授乳を止めるときは、徐々に回数や時間を減らす
産後の授乳とホルモンバランス
産後は、エストロゲンやプロゲステロンなどの女性ホルモンが急激に減少します。これは、妊娠を維持するために分泌されていたホルモンが、分泌する必要がなくなったためです。
授乳中は、プロラクチンというホルモンが分泌されます。プロラクチンは、母乳の分泌を促す働きがあります。
授乳を続けると、プロラクチンの分泌が継続するため、エストロゲンやプロゲステロンの分泌が抑えられます。そのため、産後骨盤矯正の際には、授乳中であることを必ず施術者に伝えるようにしましょう。
また、授乳中は、ホルモンバランスの変化によって、以下の症状が現れることがあります
イライラ、不安、憂鬱
不眠
頭痛、めまい
肩こり、腰痛
これらの症状は、授乳を卒乳することで改善することが多いため、無理をせずに卒乳を検討することも大切です。
産後骨盤矯正と授乳の関係
出産は、骨盤が大きく開く大きなイベントです。産後は、骨盤が徐々に元に戻ろうとしますが、約半年はリラキシンが分泌しつづけるため、ゆがみやすい状態が続きます。
授乳やおむつ替えなどの姿勢、抱っこなどの負担によって、骨盤が歪んでしまうことがあります。骨盤が歪むと、腰痛や肩こり、尿漏れなどの症状を引き起こす可能性があります。
産後骨盤矯正は、骨盤の歪みを改善し、産後の不調を解消する効果が期待できます。
また産後骨盤矯正を受ける際には、母乳の出が良くない時は必ず施術者に伝えましょう。改善する見込みがあります。
産後骨盤矯正のタイミング
産後骨盤矯正は、出産後1ヶ月過ぎてから始めるのが理想的です。出産直後は、子宮が回復する必要があるため、骨盤矯正は避けましょう。
産後1ヶ月を過ぎたら、徐々に骨盤矯正を始めるとよいでしょう。産後骨盤矯正の頻度は、週に1回程度が目安です。
産後骨盤矯正の注意点
産後骨盤矯正は、必ず専門の施術者に任せましょう。無理な矯正は、逆効果になる可能性があります。
産後の授乳は、一般的には生後1歳6ヶ月頃までに卒乳することが推奨されています。しかし、2歳まで母乳育児を続けることも可能です。授乳を続けるかどうかは、ママと赤ちゃんの判断で決めましょう。
産後骨盤矯正は、産後の不調を解消する効果が期待できます。産後骨盤矯正を受ける際には、授乳中であることも施術者に伝えましょう。
産後の授乳とホルモンバランスの関係を理解することで、より適切な授乳と骨盤矯正の選択が可能になるでしょう。
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