先日の地震の後、ツイッターを見ていたら吐き気がするといった投稿が数多く見つかりました。
これは「地震酔い」「地震後めまい症候群」などといわれるものです。
地震で揺れているわけではないのに、揺れている感じがありそれで吐き気があって実際に吐いてしまったり、めまいがして立っていられなくなるといったことです。
ここから書く事は整体としての考えであったり私個人が思う事であるので全ての人が共感を得る事ではないという事を先にお断りをしておきます。
三半規管がどうのこうのといった一般的なことも書きません。
車に酔うという人はいます。それも乗用車よりもバスのような大きな車の方が揺れが大きいので酔いやすくなります。
バスなどは地震と同じで縦に揺れる動作が強くなります。
さらに船になると上下や横揺れに加え、円の揺れまであるのでさらに酔いやすくなります。
つまり酔うという事は乗り物でも地震でも同じ理屈になります。
ただ、めまいは貧血のように目がグルグルとまわったり目の前が真っ暗になるのとは違い、ただ単にバランスがとれなくてフラフラするといった感じになります。その場でスケートのスピンのように回転すれば真っすぐに歩けなくなるといったことに近いでしょうか。
しかし乗り物酔いと地震酔いの大きな違いがあります。
それは、地震酔いは続くことがあるということです。
車酔いは車に乗らなければ次の日には大体は回復していますが、地震酔いは地震がなくなっても一週間~数か月も続くことがあります。
こうなってしまうと生活に大きな支障がでます。
なのでそうなる前には対処したようがよいでしょう。
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地震酔いの整体
酔いやすい人は頸椎2番付近の硬直が慢性的にあります。それに伴い後頭骨と首の付け根である後頭下筋群も硬いです。
輸気で硬直を緩める事によって回復を促します。貧血の立ちくらみとは違うので少し調整箇所が変わります。
一回から数回で改善するはずですが、他の要因も大きく関係するので回数は実際に整体を重ねる事でしかいつ改善するのかは定かではありません。
片目や片耳を押さえて重心の掛かってない方に重心をかけると治るといったこともありますが、難しいので硬直を緩めた方が確実です。
他の要因ですが、こう書くとあまり良い言い方ではないかもしれませんが、運動神経の鈍い方と誰かに頼って生きるのが当たり前だと思っている方が酔いやすいです。
それにくわえて運動をしない方も多いので尚更揺れに対して身体が対応しなくなっています。
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