むち打ちは整形外科へ

先日、むち打ちになったという事で以前より時折お越しの方がいらっしゃいました。

ちょうど一ヶ月前に軽い追突事故にあい、整形外科に行っていたそうですが、レントゲンでは全く異常がないのでシップと痛み止めの飲み薬を出され、牽引などの物理的療法は一切しなかったそうです。

 

本人がまだ痛むと言っているのに病院ではもう治っているような事をいわれ同じシップと飲み薬だけの治療は変わらず、痛みは事故当時よりも軽くはなっていますがたまに吐き気もあり首・肩の重さやコリはそこから水平線をたどっているとの事でした。

典型的なむち打ち症状です。人によっては高熱がでることもあります。

 

むち打ちというのは、単純な事ならば事故による衝撃を身体が瞬間的にかばうことによってカルシウムが放出されて首から腰にかけて背中を縦に走る脊柱起立筋が過緊張している状態です。

しかし単純な筋肉の緊張だけではありません。首周りの筋肉や靭帯、関節、神経など、様々な組織が損傷を受ける可能性があります。

 

病院変えたら?と言いそうになりましたが、保険の関係もあるだろうし余計な事かもしれないので言いたいのを抑えて整体をすることにしました。 

 

むち打ちの整体

むち打ちは基本的には観ていません。観ていませんというよりも診てはいけないのです。

 

むち打ちは事故であり怪我なので医療ではない整体が観るのは分野違いです。

それに整体は民間療法の為に保険も使えませんので安く治せるわけでもないですしね。

 

ですが医者がしてくれないようなので治りやすいように私が身体をしていきます。

 

知らない人なら絶対に引き受けませんが馴染みの方ならばそんな冷たい対処はしないので、整体屋としてできる事はします。(保険の申請はできませんのが)

 

むち打ちは頚椎6番(首と肩の付け根付近)に異常がでますが、今回のケースでは触れてみるとそうでもなく首の4番の方の異常の方が強いくらいでした。

 

しかしズレのようなものはなく単なる筋緊張が強く出ているだけと考え緊張を緩めるように輸気をしていきました。

 

首や肩が痛いと交感神経が強くなる、その逆もしかりなので痛みの無限ループができあがってしまいます。

そうなると夜も眠りにくくなり身体が回復しなくなります。

ですから早めに痛みに対しての対処をしなければ一生後遺症として身体に残ってしまうことになります。

 

 

結果的に1回の整体で随分楽になった感じですが、むちうちは事故の衝撃により瞬間的に衝撃が加わったことになりますが整体の技術としてはそれほど難しい事ではなく根本から改善するのであれば当分の間は通院して頂くことになります。

 

日本整形外科学会 「むち打ち症」