睡眠時間についてです。90分間隔がいいとか、平均睡眠時間にあわせて7時間くらいがいいだとか、何時までに寝て何時に起きる等と色々といわれています。そんな研究をしている人達もいるくらいですから、中々奥は深いものだと思います。
なにがいいのか悪いのか、効率的なのかはハッキリとした基準はありませんが、「何時間寝ないとダメ」という固定観念を持つのはあまりよくないのかなと思います。
整体では睡眠は15分という意見もあります。これは野口晴哉先生がそういっているので間違いないのですが、それでも寝すぎて一時間は寝てしまうこともあるという言葉を残しています。
寝すぎて一時間ということを知った日から、私は寝すぎなんだなと思うようになり睡眠時間の捉え方が全く変わってしまいました。
若い頃は徹夜マージャンした翌日は10時間でも寝られましたが、歳を重ねるごとに長い時間寝ることができなくなった事に気がつくと思います。これは必然的なことであるので無理に寝る必要はありません。
睡眠は時間より質ですから、普段から長い時間寝るようにしていると、深い熟睡状態にならなくなります。
整体としての睡眠のとらえ方
ダラダラと長い時間寝るクセがついてしまうと、昼間でも眠たくなり昼寝までしても眠たく感じるようになります。
それは骨盤が開ききった状態です。
体の調子が悪いのでなるべく寝るようにしていますという方もいますが、長く寝ているのに調子が悪いままということは逆に寝すぎです。
それはそのまま動こうとする身体の働きを鈍くしていつまでたっても回復基調になりません。
寝るクセだけがついていき、不健康まっしぐらです。
元気なお年寄りはみなさん早寝早起きで日中はずっと動きっぱなしです。
動くからこそ、ぐっすりと熟睡して体も回復します。
毎日4時間しか寝ていません。そんな時でも4時間も寝ていると思うようにしましょう。それだけの時間しか寝る時間が無いのなら熟睡できる体になっているはずなので、逆に安心して寝てください。
私個人の経験では二日間全く眠れず三日目でやっと2時間寝れたということがあります。それでもその間は平日でしたので朝から晩まで仕事することができましたので短期間の不眠ならば全然大したことはありません。
それから寝れなくてもだからどうしたくらいの気持ちでいるようにしています。
また、整体を受けるようになってからスッと寝られるようになったという話もよく聞きます。自律神経が整いますので当然といえば当然です。
整体では毎日、生と死を繰り返していると考えます。
朝起きて生まれ、寝るときに一生を終える。その繰り返しが人生です。
だから毎日精一杯生きていれば眠れるのです。
そして一番いい頃合に自然と生まれるのです。
そうすれば寝るときに感謝し起きるときに希望が生まれます。
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