腰痛になると、腹筋を鍛えましょうという話になりますが、実際はどうなのか。
私事で申し訳ありませんが、正月にイスに座り過ぎて腰が痛くなりました。
横腹からお尻にかけて突っ張ったような感じになり、一週間ほど全く改善されずにいました。
その間は痛い部分を伸ばすようにストレッチをしたり風呂に入ったりしましたが一向に改善せず。
それで個人的には腹筋を鍛えても腰痛には効果は無いという考えでしたが一応してみることにしました。
そうすると3日目から痛みが明らかに減り通常の軽い腰痛に戻る事ができました。
この検証からすると全く腹筋を使っていない場合の腰痛には腹筋を鍛える事で一定の効果は期待できるという事です。
上のイラストのような腹筋運動をするとお腹が割れているとか、シックスパックとかいわれている腹直筋を鍛える事になりますが腹直筋だけを鍛えてもあまり腰痛は改善しません。
腹直筋をばかり鍛えても腰痛はなかなか回復しないということです。
※腹直筋を適切に鍛えることで、体幹の安定性が向上し、腰痛の予防や改善にも効果的なので鍛えなくてもいいわけではありません。した方が良いに決まっています。
しかしその腹筋の仕方次第で効果は変わってきます。
腹筋をする時に大きく息を吸って力を貯めて息を吐きながらゆっくりと体を起こすという呼吸にすると腰痛に一番重要な筋肉である腹横筋も鍛えられます。
腰痛に関係するのは体幹のバランスに関係する腹横筋という筋肉になると考えられています。
腹直筋は浅い部分にある筋肉で腹横筋は深い部分にあるインナーマッスルといわれる筋肉になります。
腹横筋の鍛え方として有名なのが腹式呼吸です。
腹横筋だけを鍛える運動は有名というかほとんどこれ一択といってもいいくらいです。
腰痛だけではなく産後のぽっこりお腹にも効果的
鼻から空気を吸って、口から細く長く吐く。ドローインともいいます。
これを10回ほどするだけです。
鍛えるといっても運動と呼べる様なものではないので通常の腹筋運動に比べればつらくもなく手軽で簡単です。
何回しても副作用や怪我をすることはないので10回といわず20回、30回と繰り返して頂きたいです。
特に腹横筋が弱っている人はドローインをするとお腹の反対側の背中が筋肉痛のような感覚になるので痛かったら腹横筋が弱いんだなと自覚することもできます。
このドローインは腰痛以外にも、産後のぽっこりお腹に対しても非常に有効なので時々来院した方にもいっています。
腹横筋が機能することによって内臓を圧迫してその圧力が上下方向に広がり腰をささえることができるようになるので、現在腰痛の痛みの出所である多裂筋等に負担がかからなくなりますので腹横筋を鍛えるのが腰痛改善の第一段階となります。
わかりやすくイメージすると、お腹の中に風船があって真ん中を両側から押さえると上下方向に伸びる。
それが腹圧というもので脊柱の隙間を伸ばし腰を伸ばすというようなイメージにするとわかりやすいんじゃないでしょうか。
当院ではドローインの効果にプラスして整体にてさらに腰痛がよくなるようにサポートしていきます。
腰痛関連ブログ 産後骨盤矯正の要は腹筋群!
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